SHOGUN CAFE & EXPERIENCE …それは、
徳川歴代将軍が学び、嗜み、そして広めた、今なお息づく
「和」の文化を発信する場。

「SHOGUN」の名を冠したこの場の価値を、我々はこのように位置づけます。
武家政権である幕府の中でも最も長い、約260年続く太平期を実現した江戸幕府。
この時代に大いに発展した文化の本質を見いだし、訪れる人々に共感していただく場を目指します。

３つの「和」を軸に、現代にも通じる江戸期の文化をより本質的に発見・紹介し、
未来へのサジェッションを見いだしていく。
それが、「令和」の時代に生まれた「SHOGUN」の価値、と考えています。

1. 「平和」を、知る。
徳川将軍の治世がもたらしたのは、圧政による単なる「戦のない世」ではありません。大都市を中心にインフラや町の組織が整う過程で、お互いを支えあう「互助の精神」が芽生え、それが町文化の発展にも大いに寄与しました。江戸期の文化に息づく「平和」の真の意味を知ることは、日本文化の理解に欠かせません。

 
2. 「融和」を、知る。
元来他国からの文化伝播をおおらかに受け入れてきた日本文化は、開国後の西洋文化流入や産業の発展にも柔軟に対応しました。江戸期の文化も、急速に進む欧化の中で、一部は風化することなく、むしろ現代日本文化の礎ともいえるものにアレンジされています。「今」の中に「江戸」を見いだすことで、日本文化の深層に一歩近づくとともに、次の時代への示唆を読み取ることにも繋がります。

 
3. 「調和」を、知る。
人と人。人と自然。中央と地方。文化と時代。江戸期から現代に至るまで、「調和」は日本文化に脈々と流れるテーマです。質実剛健を是とする武士道の精神や、俳句・絵画などの芸術、料理などにもその片鱗は垣間見られます。限られた国土と天然資産を活かし、季節と山河を愛でる。「調和」こそが日本文化と美意識の本質とも言えるのです。